不安と緊張と感動


harry.jpg小学生の頃に絵画教室に通っていた。
高学年になってから鉛筆デッサンにのめり込み、家でも学校でも余白を見つけては色んな物をデッサンした。
中学校に上がり、あまりにも勉強をしないので親に習い事を全部辞めさせられてから独学でここまでやって来たので、実は基礎もなく知識も浅い。
だからと言ってしまうと初期の依頼者には失礼だが、正直言うと仕事をもらえる様になってからが本当の勉強の始まりだった。
絵描きでなくデザイン業として身につけなくてはならない事を、実は今も一つ一つ学びながら、日々奮闘しているのである。

全く習った事のない色彩やレイアウトの感覚を養う為に写真を撮ったり様々な作品を見る。
何かを感じてもらう為には、まず自分が何かを感じないといけないと思ったのだ。
世の中にはもの凄い絵描きさんがたくさんいる。
俺はそんな足元にも及ばない存在を追いかけ、自分にしかできない作品作りを目指しながら毎日藻掻いている。

依頼者とのファーストコンタクトとなる第一案サンプルを見てもらう時はいつも不安だらけである。
イメージはちゃんと掴めているのか、希望された素材は全て盛り込まれているか、そして依頼者が何かを感じてくれたかどうか、などなど、送信ボタンにカーソルを重ねながらいつも一人で静かに緊張しているのだ。
だからこそ依頼者に喜んでもらえた瞬間は何とも言えぬ感動と安堵感に包まれる。
そしてそこから巣立っていった自分の作品達と、レコード屋やライブハウス、町中や飲み屋で再会した時の照れくささと気持ちよさもたまらない。
もっともっと絵を描いて色んな人達と感じ合えれるのなら、俺は描き続けて行きたい。

驕らず、焦らず、サボらずにこれからも日々精進していきたいと思います。

2012/04/15/sun HARRY画伯

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