東京迷子物語


redwall.jpg先週末は東京だった。
目的は映画監督・窪田将治氏との仕事の打ち合わせと彼が率いる株式会社FAITH entertainmentの周年パーティーに出席するため。
そしてしこたま酒を呑むためだった。

15:00
霞ヶ関で高速バスを下車。
そのまま電車で渋谷へ向かう。

15:20
渋谷は道玄坂の事務所に到着。
すぐに打ち合わせに入る。
だいたいイメージを掴んで少し落ち着いた頃に女優・山田キヌヲさん登場。
宮崎訛りの面白い人やなーと思っていたのだが、後で彼女の経歴を聞くと有名な映画にたくさん出ておられた。
暑い事務所で会話を交わす中で俺が絵描きだと伝えると「じゃあこれに朕美って描いてください」とスケッチブックを渡された。
彼女は夜のパーティーで窪田監督のバンドでボーカルとして出演する為に先に事務所に寄ったのだが、歌詞を覚えきれなかったみたいでカンペを用意していた。
それをマイクに掛ける際に、そのままじゃあまりにも不細工なので何か隠すものを考えていた所、目の前に偶然絵が得意な人が居たのでバンド名を素敵に描いてもらえば良いじゃん!みたいなノリでお願いされた感じである。
俺はもちろん快く引き受けた。
時間が無かったので面白い事を何もできなかったのが申し訳なかったが、彼女は喜んで使ってくれた。
本番では飛び入りでコーラスもさせてもらい、とても仲良くなれたと俺的には思っている。

パーティーでは俺がずっと好きな俳優・木下ほうかさんとも会話をする事ができ、その他にもたくさんの役者さん、ミュージシャン、業界関係者の方々と出会い、楽しい時間を過ごした。
同じ会場で二次会も用意されていたのだが、俺は初対面で意気投合した女優・Romiちゃんと他数名とで人生初のゲイBarへ向かう事になった。
どうなる事かと少しドキドキしたが、お店の兄ちゃんはとても気さくで美味しいお酒を呑む事ができた。
お客さんはRomiちゃんをはじめ美女ばかり。
店員は全員ゲイ。
俺は自分の立ち位置を見失わない様に頑張りながら、渋谷の夜に吸い込まれていった。
結局5時ぐらいまでしこたま呑み、俺は帰りの高速バスへ乗る為に酔ったまま東京駅へ向かう電車に乗った。
一度だけ乗り換えがあったので、俺は間違えない様に車内の電光掲示板を何度も確認しながら座席に座っていた。

06:48
越谷に到着した。
越谷は埼玉県である。
俺は確か東京駅に向かっていたはずなのだが、その時確かに越谷にいた。
予約済みの大阪行きのバスは06:40出発。
もちろん東京駅発だ。
でも俺は越谷にいる。

そうだ。
俺は寝過ごしたのだ。
うっかり座席に座ってしまった為に。
大阪ではよく梅田、宝塚間を半日ぐらい寝て過ごすのだが、関東でのそれは精神的にかなりキツい。
しかもバスを一台無駄にしてしまったのだから経済的にも最悪である。
更に、その日は夕方には大阪で用事が入っていたので、今から東京駅に向かって急いで次のバスに乗りこんでも絶対に間に合わない。
俺は止む無く新幹線で帰る事になった。
自業自得だとは言え、大声で「時間よ戻れ!」と叫びたくなったが、大人なのでやめた。

09:40
細かい時間は覚えていないがだいたいそれぐらいの新幹線に乗る事ができ、乗る筈だった高速バスを追い抜いて昼には大阪に着いた。
俺は帰るなり風呂場へ飛び込み、全ての出来事、記憶をも洗い流すかの様に全力のシャワーをしばらく浴びていた。
決して涙なんか流していない。

怪我の功名というか、夕方迄少し時間ができたので少しだけ体を休める事ができた。

06:30
プライベートな事なので詳しくは言わないが、ある会のミーティング。

それが済んだらいよいよその日最後の用事。
実の妹の誕生日呑み会だ。
若干二日酔いの体に不安を覚えながら、俺がセッティングした地元の沖縄料理屋さんへ向かう。
俺はミーティングが少し長引いてしまい一時間程遅刻してしまったが、先に始めていたみんなもスローに呑んでいてくれてみたいですぐに馴染めた。

俺は二日酔いのことなどすっかり忘れ、その日もしこたま呑んだとさ。

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