嵐と祭と人情と

bonodori.jpg18日、盆踊り本番の日。
様々な年齢、職種の人達で構成された地元青年部主催で毎年行われているこの行事に昨年から音響スタッフとして手伝わせてもらっている。
正直、音響機材の知識などほとんど無いのだが、少なからずも音楽業界に携わっている者としては頑張らなければならない。
他の皆さんは櫓、提灯、テント、看板などの設営、来賓の方々や各町内会さんからの注文やクレームに対応しながらも、楽しいお祭りにする為に懸命に作業を進めている。
俺はその作業を少し手伝いながら配線関係を済ませ、流す曲の
段取り、出音の調整をして本番を待つ。
14:30。
すべての準備が整い、全員が本番まで束の間の休憩に入った。
そして、ここで嵐が来た。
嵐のさなか、現場に待機していた者全員で和太鼓、スピーカー及び音響機材などにブルーシートをかぶせる。
看板や夜店の商品を体育館のテラスに移動させ、嵐が去るのを待った。
しばらくして小降りになったのでグラウンドの様子を見に行ったが、そこはまるでだだっ広く濁ったプールの如く、足首よりも深い水溜りなっていた。
我々はしばらく呆然とし、青年部副部長の「落ち込んでも仕方ない。今日は諦めよう。」の一声で頭を切り替える事にした。
そして自治会長、教頭先生との緊急会議が行われ、次の日に延期する事に決まった。
そこからグラウンドの水を建築業を営む部員の方が用意してくれたポンプで吸い上げ、機材にかぶせたブルーシートが飛ばぬ様にロープをかけてその日は帰った。
19日。
昼間に少し雨は落ちたが、たくさんの方の協力、そして参加により、無事、すべての工程を行う事ができた。
青年部が一番力を入れている行事だけに、終わった後の感動は何にも変えられないものだった。
微力ながら、そこに参加できて本当に良かった。
こういった地域の清々しい行いが、もっと社会に反映される事を願う。
青年部の皆さん、自治会の皆さん、本当にお疲れ様でした。

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